2016年5月12日木曜日

フィリピンはホントに危険なのか

 ここ「マカリアビレッジ」で半月生活してみましたが、フィリピンはホントに後進国なのか、貧しいのか、ふと疑問を感じてしまう事もありました。
 でも、貧困層の人が沢山居る事は事実です、歩道橋に寝ている子供や物乞いをする子供も見かけます、歩道橋は屋根が付いていて風が通るので、寝るには快適なのでしょう、ジプニーが止まるとすかさず乗り込む子供がいて、親戚が亡くなったのでお金が欲しいと封筒を渡したり、靴のホコリを払いお金、と言ったりする子どもがいて、少し驚きましたが、これが日常です、中流と思われるフィリピンの人は貧困層の人に冷たく、子供たちはまったく相手にされません、子供を使って組織的にやっているのだと彼らは言うのです。
 子供たちは、相手にされないと分かっていても、何度も同じことを繰り返します、それしか生きるすべがないのでしょうか、悲しい現実です。

 フィリピンは、わずかな富裕層と少しの中流層そして多くの貧困層が居ると何かに書いてありましたが、生活圏が違うのでしょうか、町には活気があり、市場には新鮮な果物、野菜、魚介類、日用品から衣類、品物は豊富でにぎわっています、市場の近くには普通のスーパーマーケットが数件あります、中には野菜を1個づつ丁寧にラップしてあるようなスーパーマーケットまでさまざまです。

 家電品店やショッピングモールでも、地元の人がテレビ、冷蔵庫、エアコンなど購入する姿を良く見かけますし、ダイソーなどは日本の倍の値段で、決して物価が安いとは思えません。フィリピンで安いと思ったのは、人件費とビールとフルーツくらいでしょうか、一般的な中流層でも年収は60~70万円と聞いていますが、なぜか自家用車を所有している人も多く、どうやって支払っているのか、フィリピンの不思議にまだついていけません。

 レストランでは平日でも客が絶えず、一人で食事をするご婦人も多く見かけます、日本と何も変わらないし、この町は観光地ではないので、日本人を含めて外国人を見かける事はほとんどありませんが、治安が悪いようには感じられません、普通に町に出ても身の危険を感じる様な事はありません、でも、窃盗などは多いようです、しかし、日本でもよくある窃盗事件の様な物でで特別フィリピンだからという感じはありません。

 住宅街では、夜明けと共に、人々が活動を始めます、散歩やジョギングをする人や、植物に水をやったり、庭や道路を清掃しています、人が出て来ると犬の鳴き声、鳥のさえずり、ニワトリの鳴き声などに悩まされます、そして、住宅街を様々な物売りが通って行きます、朝食用のパン、野菜売り、魚売り、ほうき売り、アイスクリーム売り、タホ、廃品回収などなど、日本では見なくなったような光景がとてもフィリピンらしですね、朝から大音量でCDを鳴らす人も珍しくないんです、近所迷惑な気がしますが、誰も苦情を言う人はいません、みんなおおらかです。私も毎朝、住宅街を早朝一人でウオーキングしてみました、トライシクルや近所の叔父さんも気軽に挨拶してくれて、朝の空気はさわやです。

 あそこには、行ってはいけないと言われた場所に行かなければ、自分達の生活圏に居る分には、特別治安が悪い国ではないと思います、半月の滞在では、本当の事はなにも見えていないのかもしれませんが、この先自分が移住しても生活に不安はないように思いました





 

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